モリワキエンジニアリング

鉄馬 with βtitanium 合戦の日、連覇達成!

鉄馬 with βtitanium 合戦の日、連覇達成!

2025 IRON HORSE With βtitanium

05/03~05/04

ENTRY

Tatsuya Yamaguchi

Machine:Z900RS

Class:IRON EXPERT

No:30

Misuzu Kaneko

Machine:GB350S

Class:NEO CLASSIC 350

No:30

RESULT

Race

  25.05.04

Tatsuya Yamaguchi

1:04.771 Fastest Lap 

1st

Misuzu Kaneko

1:20.880 Fastest Lap 

1st

I-EXO決勝結果

NC350決勝結果

Qualifying

  25.05.03

Tatsuya Yamaguchi

1:04.842 Fastest Lap 

1st

Misuzu Kaneko

1:20.949 Fastest Lap 

1st

I-EXO予選結果

NC350予選結果

MESSAGE

監督:Shogo Moriwaki

5月3日(土)・4日(日)、熊本県・HSR九州にて開催された「鉄馬 with βTITANIUM 合戦の日」において、MORIWAKI RACINGはアイアンエキスパートクラスおよびネオクラシック350クラスに出場し、昨年に続いてダブルウィンを達成することができました。
現地まで足を運んで応援してくださった皆さま、SNSを通じて声援を送ってくださった皆さま、そして日頃よりご支援いただいているスポンサーの皆さまに、優勝のご報告を申し上げるとともに、改めて心より感謝申し上げます。

今回持ち込んだZ900RSは、吸排気系を中心に改良を施しました。吸気側ではエアボックスのエア容量増加と開口部の大型化を両立した専用エアダクトを新たに製作し、吸気効率の向上を図りました。排気系は、昨年の4-2-1システムをベースに高回転域の伸びを狙い管長を変更。シャーシ上のデータでも好結果が得られており、マシンには大きな手応えを持ってサーキット入りできました。さらに昨年比での軽量化も進み、操縦性・加速性能の両面で効果を感じています。

一方、GB350は基本的に昨年の仕様を踏襲しながらも、Zと同形状のメーターバイザーをフロントビキニカウルに代えて装着。その他はセッティングの微調整のみに留め、マシンの成熟度を高めて臨みました。

アイアンエキスパートクラスに参戦した山口選手は、今回が初のHSR九州での走行ということもあり、当初は4秒後半を目標タイムに設定していましたが、早い段階でその枠に入れてきたのは、全日本トップライダーとしての対応力と豊富な経験値の表れだったと思います。
予選ではトラフィックの影響によって一時ペースダウンし、その際にスリップダウンが発生しましたが、幸いマシンへのダメージは軽微で、午後の2回目予選には無事復帰し、決勝に向けた確認走行も行うことができました。

決勝では中冨選手、柳川選手に加えて植垣選手も加わり、最終ラップまで手に汗握る接戦が展開されました。裏ストレートで一度中冨選手に抜かれたものの、ブレーキングでしっかりと差し返し、トップでチェッカーを受けてくれました。この短期間でマシンとコースを攻略してくれた山口選手に感謝いたします。
上位3台が4秒台に入る非常にハイレベルなレースとなったため。次回9月の鉄馬に向けて、さらなるマシンポテンシャルの向上に取り組んでまいります。

ネオクラシック350クラスに出場した金子選手は、前人未到の4連勝がかかる大きなプレッシャーの中で、見事に自己ベスト&コースレコードを更新しての優勝を果たしました。
毎年走りが洗練されており、ライディングフォームも進化を続けています。今回に向けて体重まで絞り込んできた姿勢には、並々ならぬ覚悟を感じました。またスタートでの出遅れが毎年の課題だったのですが今年はクラッチミートも改善されていました。チームとして連勝記録を伸ばせたことも嬉しい成果ですが、金子選手が自身の限界を更新してくれたことが何よりも誇らしい結果です。

改めて、現地で応援してくださった皆様、スポンサー各位、そして現場でサポートしていただいたすべての関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
次回9月の鉄馬も、ぜひご期待ください。

Tatsuya Yamaguchi

このたび「鉄馬」への参戦にあたりオファーをいただき、改めて感謝申し上げます。
連覇のかかったプレッシャーの大きい大会でしたが、無事に勝ち切ることができて、正直ホッとしています。

今回は、自分自身のレベルアップのためにもトレーニングに力を入れて臨んだのですが、レース前には気負いすぎてしまい、思わぬ怪我をしてしまいました。ライディングに対する不安も少なからず抱えての参戦となりました。

そんな中、モリワキZ900RS改に初めて乗った瞬間から「これはいける」と思えるほどマシンとの相性が良く、車体の重さを感じないブレーキングの安定感、切り返しの軽さ、加速中でも素直に向きが変わる操作性など、すべてが自然で、身体にも負担なく、心からライディングを楽しむことができました。毎セッション、乗るのが楽しみで仕方がありませんでした。

予選では自分のミスから転倒してしまい、タイム的にはもう一歩という内容でしたが、決勝では気持ちを切り替え、安定した走りを貫くことができ、優勝という結果に繋げることができました。終盤までバトルが続きましたが、最後はマシンの安定感に本当に助けられました。

今回オファーをいただきましたモリワキエンジニアリング様、本当にありがとうございました。
この年齢になっても、こうしてレースの場に立てること、そして全力で戦える機会をいただけることに、心から感謝しています。素晴らしい3日間を過ごさせていただきました。

最後になりますが、鉄馬実行委員会をはじめ、HSR九州の皆様、運営スタッフの皆様、エントラントの皆様、スポンサー各位、そして応援に駆けつけてくださった皆様。
温かいご声援を本当にありがとうございました。

Misuzu Kaneko

今年もモリワキレーシング様より鉄馬ネオクラシック350クラスに出場させていただき、夢のような時間を過ごすことができました。

ウィーク序盤は自分の掲げる目標に届くような走りが中々できず、今まで教えていただいたことを思い出し、ひとつひとつ見直していきました。2回目の予選で自己ベストタイムをわずか0.005ですが更新しクラス別ポールポジションを獲得することができ自信につながりましたが、少し他車のスリップストリームの恩恵を受けていたのでまだ納得できない部分がありました。

迎えた決勝日ではたくさんの観客、モリワキファンの方がフラッグを振ってくださったり、頑張ってね!といったお声がけをしてくださり、とてもリラックスした状態でスタートを迎えることができました。『今日は楽しく走ることができれば絶対に目標を達成できる』という自信がありました。スタートは今までで1番うまくいきクラス内ではホールショットでした。直前に尚護監督から前だけ見ていけば大丈夫というお声がけがあり、他クラスの前車を夢中になって楽しく追いかけていたら、ベストタイムを更新しての優勝をすることができました。

優しく背中を押してくださったモリワキレーシングのチームの皆さま、鉄馬の熱いエントラントの皆さま、優しい観客の皆さまのおかげで最高の鉄馬参戦となりました。ありがとうございました。