モリワキエンジニアリング

2025 IRON HORSE With βtitanium「決戦の日」

09/13~09/14

ENTRY

Toru Ukawa

Machine:CB1000F

Class:IRON EXPERT

No:19

RESULT

Race

  25.09.14

Toru Ukawa

1:03.748 Fastest Lap 

1st

I-EXO ファイナル結果

I-EXO セミファイナル結果

Qualifying

  25.09.13

Toru Ukawa

1:04.367 Fastest Lap 

1st

I-EXO予選結果

MESSAGE

監督:Shogo Moriwaki

2025年9月13日・14日、熊本県・HSR九州にて開催された「鉄馬 with βTITANIUM 決戦の日」において、MORIWAKI RACINGはアイアンエキスパートクラスに出場し、5月の「合戦の日」に続き2連勝を果たすことができました。

現地まで足を運び熱い声援を送ってくださった皆さま、SNSを通じて応援してくださった皆さま、そして日頃よりチームを支えてくださるスポンサーの皆さまに、優勝のご報告を申し上げるとともに、改めて心より御礼申し上げます。

今回の鉄馬では、発売前のCB1000Fとレジェンドライダー・宇川徹選手という非常に特別な組み合わせでの参戦となりました。CB1000FはSC77ベースのエンジンを搭載しており、これまで私たちがCBR1000RRで全日本選手権や鈴鹿8耐で積み重ねてきたノウハウを惜しみなく投入しました。
シャーシダイナモの結果から、コースレコード更新の可能性を強く感じていました。

実際の開発は非常にタイトで、鉄馬までに2度しかテスト走行ができず、マシントラブルにも見舞われました。レースウィーク直前まで製作作業が続く厳しいスケジュールの中、ファクトリーで奮闘してくれたスタッフたちには心から感謝しています。

迎えたレースウィークでは、NITRONの中木さん、そして宇川選手による的確なフィードバックをもとに足周りのセットアップを進め、決勝ではコースレコード更新と優勝という最高の結果を収めることができました。

また、強力なライバルである植垣選手も決勝で1分4秒5までタイムを詰めてきており、今後も気を引き締めて開発に臨まなければならないと強く感じています。

今回出場したCB1000Fは、東京モーターサイクルショーでのアンベール時に装着していたモリワキ製パーツの多くをアップデートしており、よりレース実戦向けに開発された最新仕様となっています。

今後イベント等で展示される際には、ぜひその違いにもご注目いただければと思います。

最後になりますが、現地で応援してくださった皆様、スポンサー各位、そして現場でサポートしてくださったすべての関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
そして、ストリートからサーキットまでオールラウンドに楽しめる車両を開発してくれたCB1000Fプロジェクトチームの皆様に、改めて深く御礼申し上げます。

来年の鉄馬も、ぜひご期待ください。

Toru Ukawa

今回は注目度の高い「CB1000Fコンセプト MORIWAKI ENGINEERING」での参戦ということで、大きなプレッシャーを感じながらのレースウィークとなりました。
ですが、いざ走り出すとそのプレッシャーすら楽しめるほど、CB1000Fコンセプトは許容幅が広く、とても扱いやすいマシンでした。

結果としては、コースレコード更新、セミファイナル優勝、そしてファイナルも優勝と、36年前にHSR九州で16歳でデビューWinを飾ったときと同じように、再びこの地でCB1000Fコンセプトとともに“デビューWin”を達成できたことをとても嬉しく思っています。

今回はレースウィークまで練習時間が取れず、ぶっつけ本番での走行開始となりましたが、メカニックやスタッフの皆さんの協力のおかげで、公式練習から着実にセットアップが進み、走るたびに少しずつタイムを縮めることができました。

予選では自己ベストは更新したものの、気持ちが空回りしてしまいコースレコード更新には届かず。それでも車体のセットアップを大きく変更して臨んだセミファイナルでは、わずかにウェットパッチが残る難しい路面ながら、最終ラップでコースレコードを更新することができました。

迎えたファイナルレースではスタートを失敗してしまったものの、3秒台を狙って全開でアタック。2周目に1’03.8、3周目には1’03.7と、従来のコースレコードを0.5秒更新して優勝することができました。

CB1000Fコンセプトは、とにかく“操る楽しさ”が詰まったバイクです。このような素晴らしいマシンに乗る機会をいただけたこと、CB1000F開発スタッフの皆様、そしてMORIWAKI ENGINEERINGの皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

そして、私の第二の故郷とも言える熊本で、会場で熱い応援を送ってくださった皆様にも、改めて御礼申し上げます。皆様の声援が、大きなモチベーションとなりました。

CB1000Fコンセプト MORIWAKI ENGINEERINGは、まだまだ“序章”。
このマシンは間違いなく2秒台も狙えるポテンシャルを持っています。
引き続きご支援・ご声援のほど、よろしくお願いいたします!

ありがとうございました!